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大分県立別府青山・別府翔青高等学校において
「金融教育公開授業」を開催しました(2月16日)

 

 金融広報中央委員会および大分県金融広報委員会では、2015年度「金融教育公開授業in大分」を開催し、1年生を対象とした公開授業と、いちのせかつみ氏による講演会を行いました。公開授業および講演の要旨は以下のとおりです。

【公開授業】


「社会の一員として生きていくこととは?」
と題し、1年生の家庭科において、「稼ぐこと」、「働くこと」から将来を考える授業が行われました。

 

 授業では、グループに分かれ、正社員・派遣社員・フリーターなど様々な働き方や暮らし方による生活を想像し、その中で満足できる点、できない点とその理由を考えました。
 その後、ほかのグループの意見も参考にし、自分の理想とする生活について考えました。生徒たちは、様々な生活実態や価値観の存在を知り、将来の働き方や生き方についての関心を深めました。

 
【講演会】

 ファイナンシャル・プランナーで生活経済ジャーナリストの いちのせ かつみ氏が、「責任と良識ある市民になるための金融講座」と題して、同校生徒、保護者、教職員、その他一般参加者約540名に対し講演を行いました。

・お金はどのような用途があるのか?今日は、様々な角度から見てみよう。
≪使う≫
何気なく利用するコンビニだが、五感を刺激したり、物を買いたくなる仕組み作りがされている。コンビニの店舗のレイアウトは、殆どの店で左側に入口があり、その右側のに面した場所に本、その奥に飲み物、そして入口反対奥に弁当・スイーツなどが置かれている。この理由は、人間は時計と反対回りに移動する習性があり、この習性を利用し右手側に商品配置をすると、お客がよく買うからである。
また、スーパーのチラシでは、人間の紙面を左上から見るという習性を利用し、客寄せの安い商品を左上に配置したり、「1グラム1円」と記載し、安いと錯覚させるなど、ついつい買いたくなる工夫を取り入れている。
 
≪貯める≫
サラリーマンとフリーターの生涯賃金を比べてみると、サラリーマンでは2.5億円程度であるのに対して、フリーターは6千万円程度と、その差は約4倍となっている。
このことからも、将来の仕事のあり方を考えてみる必要がある。
   

≪借りる≫

 

お金を借りたら必ず返すことは常識だが、お金の貸し借りが元でトラブルになることが多い。
   
「ヤミ金」業者の怖さを知っておいて欲しい。「トイチの利息」と言うことは、10日で1割の利息が付くことであり、例えば3万円を借りた場合、1年間では93万円、2年間では3,153万円、3年間では9億7,500万円と、途轍もない金額になる。お金を借りる際には返済計画を十二分に考え、犯罪やトラブルに巻き込まれないようにしてほしい。

 
 
≪寄付≫
欧米では、昔から個人が寄付をすることは特別なことではなく、多くの団体に一般市民が寄付を行う文化が根付いている。一方、日本人はあまり寄付をしない国民であるといわれている。
お金は自分のためだけに使うものではなく、貧しい国の子供たちへの支援や震災時の義援金など、人のために使うという方法もあることを知ってほしい。
 
≪投資≫
皆さんが生まれてから大学を卒業する22歳まで、どのくらいお金がかかるか知っているだろうか。
 

²  出産・育児   ・・・91万円

²  食費      ・・・671万円

²  被服費     ・・・141万円

²  医療費・理容等 ・・・193万円

²  レジャー・小遣い・・・469万円

²  文房具など   ・・・93万円

  これらを合計すると、1,658万円にも上る。言い換えれば、親は皆さんにこれだけのコストを掛け投資したことになる。ただし、これには“教育費”は含まれていないので、実際にはさらに高額になる。
皆さんは、親が投資してくれた元手(資金)に対し、将来どれだけの付加価値を付けられるかが問われている。
   
最後に、人生とお金は、絶対に切り離して考えられないもので、責任と良識ある使い方をしなければ幸せで豊かな人生を送ることはできない。
これからよく学び、たくさんの経験を積んで自分自身のストーリーを豊かにしていってもらいたい。
   
と結びました。
 
 
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