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見城美枝子氏を講師に「金融経済講演会」を開催しました (2月21日)

    ─テーマ「カード社会、Eマネー社会・親子でできる危機管理」

 

  2月21日(土)、大分市コンパルホール文化ホールにおいて、見城美枝子氏を講師に「カード社会、Eマネー社会・親子でできる危機管理」と題して「金融経済講演会」を開催し約120名の方が参加しました。

 

  講演に先立ち、鎌田沢一郎副会長(日本銀行大分支店長)が「アメリカの金融問題を出発点とする景気の悪化や、振り込め詐欺などの犯罪、金融商品やサービスの多様化などにより、一人一人が金融問題に関心を持ち、自分自身で身を守るための最低限の知識を身に付けておくことが重要になってきています。本日の講演を聞き、皆さん賢い消費者になって下さい」と挨拶をしました。

  また、講演会の最後に、宇都宮鉄男副会長(大分県生活環境部長)が、「青少年が携帯電話やインターネットで深刻な被害に遭う事例が増えています。一人一人が判断力や行動力を身につけていくことが大切となってきており、本日の講演が皆さんの生活の中で折に触れて活かされていくよう期待しています」と述べました。

(見城美枝子氏講演要旨)

 

 今の子ども達は、生まれた時から電子機器がそこにあり、普通に使いこなしているが、「使い方をしっかり考えないと、便利であると同時に恐いものである」ということを、親自身がきちんと自覚して子ども達に教えていかなければならない。

  若者達がカード社会にはまっていくのは、カードでは自分が持っているお金以上に使えるからである。昔は若い子には貸さないという“バリア”があったが、今は全くの“バリアフリー”である。若いうちは、「買い物の代金決済をするためのカードは作ってはいけない」という教育が必要であり、子ども達は自分の知らないうちにお金が動いていくことの恐さを教えなければ分からない。

  子ども達は、パソコンや携帯電話などを自在に使いこなしているが、大人はカタカナ文字が出てくると分からないので何も言えなくなる。まずは親が勉強をして、「ここは便利、ここは危ない」と子どもと対等に話せるようになることが大事である。

  最近の言葉に、「シティズン」に対し「ネティズン」というのがある。「シティズン」とは、“シティに住んでいる住民”という意味であり、当然市民としての常識・良識を守って暮らさなければならず、言わば顔が見える世界である。対する「ネティズン」は、“インターネット上に暮らしている市民”という意味であり、ブラックボックスの中で暮らしているわけで、これは顔の見えない世界ともいえる。今多くの若者達がネット上に住んでおり、バーチャルリアリティ(仮想現実)で暮らしている。「ネティズン」として、危ない仕事をしてお金を儲ければ、さっさと別のサイト(場所)へ引っ越してしまうことも可能である。

 このような現代社会の中では、親は子ども達に実際のお金を見せて、お金の価値を実感させることが大切。例えば子供名義の通帳をつくりお年玉など積むことを教えるといい。 

 最近は振り込め詐欺も年々増加しており、2008年度では全国で20,500件、276億円もの被害が出ている。以前我が家にも「オレオレ詐欺」の電話が掛かってきたが、息子の普段の言葉遣いと違っていたことから、詐欺であることを見破ることができた。振り込め詐欺を防止するポイントのひとつは、「○○ちゃん」と息子の名前を自分からは絶対に言わないこと、そして二つ目は家族の会話を多くしてできるだけ意思の疎通を図っておくことである。

遠くにいて普段会話が頻繁にできない場合でも、家族の間でルールを決めておくと有効である。

  また、「情報を握るものは世界を握る」といわれているとおり、情報はお金であり、「滅多なことでは外に出さないぞ」と思うことが大切である。そして、情報を握ったらそれを分析して評価するということが重要で、見たこと、聞いたこと、読んだことは情報として分析する、そうすれば詐欺に引っ掛かることもないのではなかろうかと思う。

  最後に、お金を大事に使っていくことは大切であるが、“金は天下の回りもの”ともいう。輝いて生きるために何かに重点的にお金を掛けることも大切で、「幸運の女神は前髪をつかめ」という諺のとおり、ラッキーチャンスは常に準備をしていないとすぐにつかむことができない。日頃から勉強をして備えておけば、いつかチャンスが来た時にさっとつかむことができる。どうぞ皆さん、学んで、分析して、幸運の女神の前髪をつかんで下さい。

 
「金融経済講演会」は、金融・経済等に関する知識を幅広い層の方が学ぶきっかけ作りの場を提供することを目的に、全国の委員会において開催しているもので、大分県では今回初めて開催しました。
 
 
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