2月21日(金)、ホルトホール大分
市民ホールにおいて、坂東眞理子氏を講師に「品格あるお金との付き合い方」と題して、「金融経済講演会」を開催し約900名の方々が参加しました。
講演に先立ち、小出祐二大分市副市長が「最近の金融商品の多様化や、金融取引の複雑化、また高齢化が顕著に進む中、金融関連情報に適切に対応できず、さまざまな金融トラブルに巻き込まれるケースが増加しています。このため、私たちひとり一人がくらしに身近な金融や経済に関する基本的な知識や行動様式を身につけ、健全な価値観のもと主体的に判断できる能力を高めていくことは、非常に重要な課題となっています。
今回の講演を聞き、安全、安心な生活のために必要な知識を習得され、問題解決能力の向上に資するよう役立てて頂きたいと思います」と挨拶しました。
また、講演の最後に、岩崎淳副会長(日本銀行大分支店長)が、「日本ではお金の話をするのは、はしたないとする見方がありますが、その中で、お金とどのように付き合って行くか、いかにバランスを取っていくかということが非常に重要になります。
人口構成から考えると20年後の日本経済は、1人当たりの豊かさは確実にダウンし、今のような豊かな社会は維持できないと予想されます。こうした現実を見据えたうえで、どういう風に生きていくかということが大切になってきます。本日の講演では、経済的に豊かになっても幸せを実感できない中で、どのように幸せを感じていくか、自分にとって何が大切なのかを考えていくための示唆、材料を与えていただいたものと受け止めております」と述べました。
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